N-HOUSE
N-HOUSE(2004年6月) 個人住宅(二世帯住宅) 栃木県足利市 両親と若い夫婦(子供1人)が住む二世帯住宅である。高齢な親世帯を1階に、子世帯を2階におき、屋上に分割した 構成をとっている。周囲からの影響を極力小さくし、落ち着いた環境を確保したいという建築主の要望から閉じた コートハウス形式を採用している。これが二世帯を繋ぐ共用スペースとして、立体的な視線の交わりを持ち程よい距離をもたせている。 1階はアプローチ、待合いのある共用玄関と客室(和室)、及び親世帯の居住ゾーンがあり南庭、北庭、内部が連続しており落ち着きと変化が作られている。特に北庭は朝日と夕日が射し込み、一日の移り変わりを楽しむことが出来る。また、高齢者に対する配慮がプランニングから、小さな機器に至るまで考慮されている。 2階の子世帯は、これから大きく変化するであろう家族構成や、アクティブな生活スタイルに対応する形をとる。 水回りと寝室を確保し、内外空間が連続したルーズなリビングスペースやルーフテラスを設け、多様な生活シーンに答えている。また、中景や遠景が視覚的に連続する2階特有のダイナミックな広がりを計画した。 所在地 / 栃木県足利市 主要用途 / 専用住宅 構造規模 / 鉄筋コンクリート壁構造・地上2階建て 担 当 / 角谷 清 構造 株式会社貞弘構造設計事務所 担当 貞弘清英 施 工 / 井上工業株式会社 敷地面積 / 490.60m2 建築面積 / 190.30m2 延床面積 / 296.40m2